緊急事態宣言が８日に始まり、午後８時以降の不要不急の外出自粛が求められている中、渋谷の様子を伝えます。

ＪＲ渋谷駅のハチ公前は待ち合わせ場所として普段は多くの人でにぎわっていますが、８日は数人ほどしかいません。ベンチに座っている人もほとんど見当たりません。

そして外出自粛の時間まであと１時間となる中、渋谷駅前の人出は普段よりは少ないですが、行き交う人は多いように感じられます。７日と比べて人出の面で急激な変化というのは、まだ感じられないです。ただ、街の人５人に聞いてみたところ、全員が「外出自粛なので午後８時までに帰ります」と話していました。

そして変化を具体的に表すデータもあります。携帯電話の位置情報の解析によると、７日のセンター街の人出は前日と比べて２６．４％減ったということです。また、目に見える変化も出始めていて、センター街を歩いてみると、時短要請の対象となった飲食店だけでなく、様々な業種で時短営業するという看板がいたるところで目につくようになりました。

緊急事態宣言を受けて、少しずつですが、人の意識も、行動も変わり始めているように感じる。