去年の自殺者数2万919人 11年ぶり増
全国で去年1年間に自殺した人は11年ぶりに増加に転じ、2万919人でした。特に、女性の自殺の増加が顕著となっています。
厚生労働省によりますと、去年1月から12月の全国の自殺者数は、おととしより750人増え、2万919人となりました。前の年より増加に転じるのはリーマンショック直後の2009年以来、11年ぶりです。
男女別にみると男性が1万3943人、女性が6976人と男性が女性のおよそ2倍ですが、男性が11年連続で減少しているのに対し、女性は2年ぶりに増加に転じ、おととしより885人増加しました。
女性の自殺の原因については、分かっているだけでも健康問題や、家庭・学校問題で、経済的な問題は、去年10月頃から増加しています。
厚労省は、新型コロナウイルスの影響が一定程度あるのではないかと分析しています。