専門家会議 感染者の減少速度が鈍っている
新型コロナウイルスの感染状況について、厚生労働省の専門家の会議は、感染者の減少の速度が鈍っている可能性があると指摘しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「現在、感染者数の減少速度が鈍化してきている。感染が今後、リバウンドしないことが非常に重要になる」
緊急事態宣言が出ている10都府県の感染状況について、厚労省のアドバイザリーボードは、新規感染者数は減少しているが、夜間の人の流れが再び上昇している地域があると指摘し、感染の減少スピードが鈍っている可能性があると懸念を示しました。
また、会議では、感染者の退院基準についても議論され、症状がある感染者で人工呼吸器などが必要な重症者については、「発症日から10日間経過」としていましたが、「15日間」に変更するとしました。
重症者は発症から15日程度、感染性のあるウイルスが排せつされていることが海外の研究で分かったためです。