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接種へクーポン配布 新たな注射器生産開始

2021年3月31日 19:59
接種へクーポン配布 新たな注射器生産開始

東京・八王子市では、ワクチン接種に向けたクーポン券の配布が行われています。また、1瓶から7回分接種できる、新たな注射器の生産もスタートしました。

正午過ぎ。東京の各地で空を見上げた人々。視線の先には、白い煙を出しながら旋回する飛行機。上空3000メートルに描かれたのは「ニコちゃんマーク」。「少しでも気持ちが明るくなってもらえたら」という思いが込められたこのフライト。

感染収束への願いが続く中、東京・八王子市の郵便局で発送の準備をしていたのは、ワクチンの接種に向けたクーポン券です。都内でいち早く、来月12日から高齢者の集団接種をスタートする予定の八王子市。

クーポンを受け取った八王子市民「もう早くね、ワクチン打ちたかったんで待ってたんですよ。早速予約してできれば早く打ちたいと思いますけど」

日本郵便によりますとクーポン券は、八王子市内の高齢者に対し、4月2日をメドに配達を完了する見込みだといいます。

31日から、新たな注射器の生産もスタートしました。これまでとの違いは、1つの瓶から接種できる回数。

一般的な注射器は先端のスペースに残るワクチンが無駄になり、1瓶から5回しか接種できませんが、新たな注射器は針が根元まで埋め込まれているため、先端に残るワクチンを最小限にでき、7回分接種できるといいます。

販売元のテルモは、来年3月までに2000万本を生産し、順次出荷するとしています。