新型コロナウイルスの感染状況の悪化を受け、政府にまん延防止等重点措置の適用を要請した東京都内で、新たに５３７人の感染が確認されました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの５３７人で、３日連続で５００人を超え、前の週の同じ曜日の人数を９日連続で上回っています。

直近７日間の感染者数の平均は、４４０．９人となり、２日から１５．６％増えていて、増加傾向が続いています。

年代別では、２０代と３０代が全体のおよそ５割を占め、若者の間での感染再拡大が目立っています。

東京都・小池知事「（感染力が強いとされる）Ｎ５０１Ｙ変異株ですが、この広がりが非常に急速な勢いを見せていることは、強い危機感を持たざるを得ません」

東京都は、まん延防止等重点措置で、来週１２日から、２３区と八王子、立川など、多摩の６市を対象に、飲食店に夜８時までの時短営業を要請するほか、変異株の広がりを抑えるため、大都市間の移動の自粛などを求める方針です。