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GW近場混雑 ステイホーム楽しむ動きとは

2021年5月4日 19:37
GW近場混雑 ステイホーム楽しむ動きとは

外出自粛が求められているゴールデンウイークですが、多くの人が集まる場所もありました。おうちでどう楽しむのか、ステイホーム中の過ごし方にも新たな動きがでています。

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緊急事態宣言の中始まったゴールデンウイークも終盤。晴天に恵まれた4日、東京・世田谷区の河川敷には「涼」を楽しむ家族連れの姿が。自転車で5分ほどの場所に住むという親子は。

近隣住民「旅行を予定していたんですが、緊急事態宣言で全部キャンセルして自宅で過ごそうと。近所でオタマジャクシとれて(子供が)楽しんでいて良かった」

外出がはばかられる我慢のゴールデンウイーク。携帯電話の位置情報の解析によりますと、3日午後3時台の都内の人出は、緊急事態宣言初日の先月25日の日曜日と比べて、多くの駅で減少しています。しかし、あまり変わらない場所も。

4日午後、東京・吉祥寺。外出自粛を呼びかける横断幕がある駅前の商店街には連休とあってか、多くの人。井の頭公園の池を見てみると、スワンボートも混雑していました。子供のいる家庭は連休の過ごし方に悩みも。

公園に遊びに来た家族「毎日家の中か近隣の公園にお出かけする程度にしてます」「ほとんどがおうちの中にいました。子供たちがかわいそうですね。外で遊びたいよな」

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長引くコロナ禍で誰もが悩む「おうち時間」。新たな旅の形が広がっています。旅行会社のH.I.S.では。

H.I.S.オンラインエクスペリエンス本部・勇川千絵さん「予約が急増していまして、ファミリーでの世界一周とか、ケニアのサファリ、エジプトの参加が目立っています」

オンラインでの海外旅行。特に世界一周ツアーが人気だといいます。現地ガイドが案内してくれるこのツアー。

現地ガイド「ワイキキの端、東方向に進んでいきます。正面にはダイヤモンドヘッドが見えてきました」

行けるのはハワイや。

現地ガイド「車の前にシマウマがいっぱい道を横断していますね」

大自然が広がるアフリカのケニア。さらには。

現地ガイド「ガンジス川つきました。いまもく浴中です。ここでもく浴、みんな朝から始めます 」 

インドなど5か国を90分で堪能することができるといいます。

「リアルに行くと移動時間だけで70時間以上かかります。時間とか空間を超えるみたいな。現地ガイドがいいとファンになるお客様も増えている状況」

現在1200以上のツアーがあり、これまでの参加者は7万人を超えているということです。

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さらに国内旅行が楽しめる新たなサービスも登場。その名も「おうちでGW」。パソコンやスマートフォンで現在休館中の施設を含む、全国およそ40か所の植物園や水族館などを無料で楽しむことができるのです。

さらに、より臨場感を楽しみたい人は。VRゴーグルを使ったバーチャル体験も。装着すれば360度水族館。実際に訪れた気分になれるのです。

一般社団法人VR革新機構・横松繁代表理事「コロナの影響で数々の施設が休館に追い込まれてなんとかできないかと。家族で大人も子供もおじいちゃんもおばあちゃんも楽しんでもらうのが一番いい」

今後は、修学旅行や社会科見学などに向けた企画も考えているということです。