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国外追放も…プレイブック“制裁”明確に

2021年6月16日 11:13
国外追放も…プレイブック“制裁”明確に

五輪関係者の行動ルールを定めた「プレイブック」最新版が15日、公表されました。「行動管理」を強化し、違反への制裁も明確に。海外メディアの反応を聞きました。一方、IOC提供のワクチンが2万人分追加され、ボランティアも対象になることが判明しました。


■「行動ルール」強化された中身は…

東京五輪のアスリートやメディアなど大会関係者の行動ルールについて示した「プレイブック」の最新版が15日夜、公表されました。

より強化された1つが、入国後の行動管理です。最初の3日間は監督者による帯同や、スマホのGPS機能による管理がなされます。

またルール違反に対する措置が明確化され、マスク不着用や検査の拒否などを含む、悪質な行動規定のルール違反をした場合、「東京大会出場停止」「制裁金」「国外追放」などの制裁措置が科される可能性があるとしています。

■「90秒インタビュー」にメディアは

海外メディアはどう受け止めているのか―。仏スポーツ紙「レキップ」日本特派員のフローラン・ダバディさん(46)に聞きました。

佐藤梨那アナウンサー
「GPSで行動を管理することも書かれています」

フローラン・ダバディさん
「それほど、それに関しては驚きはないかなと思います。私の周りの記者から、(プレイブックについて)ものすごく不安だよという声はあんまり聞かないです。無事に開催されることを祈るだけで」

プレイブックでは、インタビュー時間について1人のアスリートにつき「90秒以内」と書かれていますが、フローラン・ダバディさんは「(通訳を挟むと)90秒だと本当に印象一言、次の戦いに向けての意気込み一言だけですね。せっかく仲良くしていて、いろいろその選手から話を引き出したい時に、ちょっと短く感じるかもしれません」と話しました。

また、メディア関係者のうち7~8割の人がワクチンを接種して参加する見込みだと分かりました。

■豪ソフト選手の試合「初公開」

15日朝、IOCのコーツ調整委員長が来日しました。18日まで隔離生活を行った後、開幕に向けて最終準備を進めることになります。

オーストラリア・女子ソフトボール代表が事前合宿をしている群馬県太田市では、群馬県が「まん延防止措置」の対象から外れたことを受け、来日後初めて、練習試合が公開されました。観客は声を出さず、拍手で応援しました。

■「観客上限1万人」を軸に…

大会に向けて気になるのが観客の上限ですが、政府は7月以降の大規模イベントについて、緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」が解除されていれば、「収容人数の50%以下」かつ「上限1万人」とする案を軸に調整をしていることが分かりました。

「収容人数の50%以下」のみとする案も議論されましたが、政府関係者から「国立競技場は3万4000人まで入ることになるので、テレビに映った時のインパクトが強すぎる」などの意見が出て、1万人を上限としました。

16日に行われる予定の、専門家による新型コロナウイルス分科会で了承されれば、決定する方針です。

■IOCワクチン「2万人分」追加提供

これまで選手団や審判・通訳らが接種対象だったIOC提供のワクチンが、さらに2万人分追加され、ボランティアや国内メディアなどにも対象が広がることが明らかになりました。

大会関係者を案内する予定の東京五輪ボランティアは「まだ通知は来ていないです。一般の方々と比べて優先的にワクチン接種できること自体が、すごくいい」と歓迎します。

ユニホームも届き、6月下旬には会場での仕事の説明を受ける予定といいます。ボランティアは「(自分がコロナに感染したとしても)皆さんにうつさないような行動を心がけて取りながら、外国人や日本選手の人におもてなしができればと思います」と話しました。

(6月15日『news zero』より)