東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、政府分科会の尾身会長が新型コロナウイルス感染拡大のリスク評価を提言したことを受け、組織委員会の橋本会長は「共通認識にたった提言をもらった」などと述べました。

組織委員会・橋本会長「組織委がこれまでも熟慮をかさねてきた内容ともかみ合っておりました。感染リスクに関して多くの点で共通の認識にたった提言をいただいた」

橋本会長は、尾身会長から「無観客がのぞましいが、観客をいれた場合の提案も示された」としたうえで、観客上限について「厳しい条件を求められていることをふまえ、よく協議して決めたい」と述べました。

２１日に、政府やＩＯＣなどと５者協議を開いて観客上限を決定すると明言し、「状況の変化で観客数は変わっていく。無観客も覚悟してしっかりとシミュレーションしたい」と、感染状況などに応じて柔軟な対応をする考えを示しました。

また、会見では、参加する国や地域のオリンピック委員会から、医師や看護師らあわせて１００人以上を派遣するとの申し出があったことも明らかになりました。