公的年金積立金 収益率と収益額が過去最高
昨年度の公的年金の積立金の運用の収益率は25.15%のプラス、収益額はおよそ37兆8000億円の増加となり、いずれも過去最高だったことがわかりました。
公的年金は、20歳以上の人が納めた年金の保険料を元に高齢者や障害者に年金を支給する仕組みですが、支給せずに余った分を将来にむけて積み立てていて、GPIF(=年金積立金管理運用独立行政法人)が、株式などで運用して増やしています。
GPIFによりますと、昨年度の収益率は25.15%のプラス額にして37兆7986億円増え、いずれも、自主的な運用を始めた2001年度以降最高だったということです。世界的な株価上昇を受けたもので、ことし3月末時点の年金積立金は186兆1624億円となりました。