「納体袋」は不要…最後のお別れが可能に コロナ感染死の葬儀“通常通り” 厚労省指針改訂
新型コロナウイルスに感染し亡くなった人の葬儀や火葬について、厚生労働省は遺族の意向を尊重し、感染対策を行った上で通常通り行えるようガイドラインを改訂しました。
改訂されたガイドラインでは、新型コロナ感染や、その疑いで亡くなった人の遺体について、適切な感染対策を行えば、遺体を入れる特別な袋を使う必要はないとし、葬儀や火葬も通常のものと分けることなく行えるとしました。
また、遺族が濃厚接触者の場合、検査や感染対策を徹底した上で参列が可能としたほか、遺族が骨を拾うことや遺体に触れることも、感染対策を徹底することで可能になります。
新型コロナ感染で亡くなった人の葬儀をめぐっては、火葬場の従業員などの感染リスクを踏まえて取り扱いが定められていましたが、遺族から最後のお別れができないとの指摘が出ていたほか、第7波では火葬の待機が問題となっていました。