日産社長「許せない」 ゴーン被告側近裁判
日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の側近だったグレッグ・ケリー被告と法人としての日産の裁判で、日産の内田社長が出廷し、ゴーン被告について「長年、日産に貢献したとはいえ、こんなことをしたのは許せない」と語りました。
ゴーン被告の側近だった元代表取締役のケリー被告と、法人としての日産は、ゴーン被告の報酬を有価証券報告書に91億円あまり少なく記載した罪に問われています。
7日の裁判には日産の内田誠社長が出廷し、裁判長から日産として起訴内容を認めるかどうか改めて確認されると、「認めます」と述べました。
その後、内田社長は、弁護側から当時の役員報酬などについて聞かれると、「ゴーン被告が会社のトップから100人くらいまでの報酬を決めていた」「報酬の基準などの説明がなく、透明性が欠如していた」と説明しました。
またゴーン被告に対しては、「長年、日産に貢献したとはいえ、こんなことをしたのは許せない」と述べました。