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中国地方で記録的な大雨 今後は九州も警戒

2021年7月8日 19:20

8日(木)も中国地方で大雨となり、河川の氾濫なども発生しました。今後の雨の見通し、警戒が必要なエリアなど、気象予報士の木原さんに聞きます。

■前線は依然停滞。中国・北陸地方だけでなく、今後は九州も警戒

連日お伝えしていますように、今回の大雨の原因は、活発な梅雨前線が停滞し続けているためです。8日(木)朝も広島県内などで大雨となり、河川の氾濫なども発生しましたが、予想天気図では、9日(金)も前線の位置などはほとんど変わりません。

さらに、前線上に低気圧が発生、その後、北上する予想で、東北などでも大雨のおそれがあります。日本海側では引き続き、大雨に警戒が必要です。

そして10日(土)も、前線の位置はほとんど変わりません。梅雨前線に沿うように湿った空気が流れ込みやすく、さらに、日本の南海上には、太平洋高気圧、その周りを沿うように、湿った空気が流れ込みます。そのため、二つの湿った空気が重なる九州地方で、特に大雨への警戒が必要です。

■8日(木)夜は北陸、9日(金)朝は再び山陰で、雨脚強まるおそれ

梅雨前線に伴う雨雲が、西日本から東日本を次々と通過する予想。特に8日(木)夜は、北陸周辺で活発な雨雲がかかり、9日(金)朝は山陰地方で、再び雨脚が強まるおそれがあります。ただ、今の段階では、そこまで強い雨雲は予想されていませんが、この予想よりも強い雨が、どこで降ってもおかしくないような状況です。

10日(土)頃にかけて、日本海側を中心に「災害級」の大雨のおそれがあります。気象庁ホームページ内の「キキクル」や、自治体からの避難情報を確認するなど、大雨への備えを改めてお願いします。

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