４日（水）午前９時に南シナ海で台風９号が発生しました。また、沖縄・宮古島の南に熱帯低気圧があり、こちらも２４時間以内に台風に変わる予想です。どちらも、３連休に日本列島に接近するおそれがでてきました。今後、気象庁が発表する情報に注意してください。

■宮古島の南の熱帯低気圧
日本に近づくタイミングが早いのは、宮古島の南の熱帯低気圧の方です。５日（木）朝までに台風に変わる見込みで、次第に沖縄へ、６日（金）にかけては、奄美にも接近しそうです。

その後、予報円の真ん中を進めば７日（土）にかけては西日本の南海上、８日（日）にかけては東海の沿岸、９日（月）にかけては東北太平洋側の沿岸に進む予想で、本州にも影響が出る可能性があります。

予報円の大きさはかなり大きいため、影響の範囲や期間はまだ不確実ですが、台風接近のタイミングで太平洋高気圧の勢力が弱まると、五輪期間中の東日本にも影響が広がるおそれがあります。今後の情報に十分ご注意ください。

５日（木）午前９時　台風となり久米島付近
６日（金）午前９時　奄美大島付近
７日（土）午前９時　西日本の南
８日（日）午前９時　東海付近
９日（月）午前９時　東北太平洋側付近

■台風９号
４日（水）朝に発生した台風９号。今後は６日（金）にかけて大陸方面へ向かう可能性もありますが、７日（土）頃に進路を東よりに変える予想で、８日（日）と９日（月）の予報円には沖縄や九州が入ってきます。ひとつ前をいく台風（現在はまだ熱帯低気圧）と似た進路をたどる可能性もありますので、今週末から来週前半にかけては２つの台風の情報に注意が必要です。

なお、８月の台風上陸数は、昨年は０ですが、２０１９年は２つ。２０１６年は４つでした。