【速報】霧島連山「新燃岳」 噴火警戒レベル2に引き上げ
鹿児島県と宮崎県境に位置する霧島連山の新燃岳で火山活動が活発になっています。今後、火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火のおそれがあるとして気象庁は5段階の噴火警戒レベルを1から2に引き上げました。
気象庁によりますと、霧島連山の新燃岳では10月下旬ごろから火山性地震が増減を繰り返しながらも多い状態が続いています。
さらに人工衛星を使った「GNSS」観測のデータを精査したところ、11月ごろから新燃岳周辺でわずかに山が膨らむような変化が見られているということです。
このため気象庁は今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして12日午前11時に5段階の噴火警戒レベルを、一番下の「レベル1」から、「レベル2」の「火口周辺規制」に引き上げました。
新燃岳火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や、火砕流に警戒するよう呼びかけています。また、地方自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。