新型コロナウイルスのモデルナ製ワクチンの一部に異物が混入していた問題で、東京都は、乃木坂にある接種会場で、およそ２８００人に対象ロットのワクチンを接種していたと発表しました。

異物が混入している恐れがあるため、厚労省が使用中止を通知したモデルナ製ワクチンの対象ロットについて、東京都は、港区・乃木坂の接種会場で使用していて、８月１８日から２５日までの間、およそ２８００人に接種したと発表しました。

この会場は、廃棄物処理業や清掃業、飲食業などの人が対象で、都は、接種を受けた人にメールで連絡しました。

また、都庁の南展望室の会場にも対象ロットが供給されていましたが、こちらは未使用でした。

都への対象ロットの供給はおよそ３万回分ありましたが、担当者は、「在庫などを使い、当面、ワクチン接種は継続できる」と説明しています。