防衛省 辺野古で新たな護岸工事に着手
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古で、防衛省沖縄防衛局は、新たな護岸の建設工事に着手しました。
27日、建設工事が始まったのは、辺野古崎の北側で、大浦湾に250メートル延ばす予定の「N-2」と呼ばれる護岸です。
沖縄防衛局は、護岸の予定海域に生息していた小型サンゴの移植作業を今月11日までに終えたことから、工事に着手しましたが、沖縄県は反発しています。
沖縄県・玉城知事「拙速に新たな護岸の工事を行っていくということは、非常に県民感情的にも到底理解できるものではないと思います」
今回、護岸の建設が始まった区域に隣接する海域には、広い範囲で軟弱な地盤が見つかっていて、国は工事の設計変更を沖縄県に申請していますが、県は近く承認するかどうか判断する見通しです。