眞子さま年内結婚へ…異例“儀式なし”ナゼ
秋篠宮家の長女、眞子さまと小室圭さんが婚約内定の会見を開いてから4年。年内の結婚に向けて調整されていることが分かりました。ただ結婚に伴う儀式は行わない異例の対応になるとみられ、アメリカで新生活を送る見通しです。その背景を探ります。
■「年内結婚へ」…街の人の声は
今からちょうど4年前。秋篠宮家の長女、眞子さまと小室圭さんが婚約内定会見を開きました。
眞子さま
「最初に惹かれたのは、太陽のような明るい笑顔であったと思います」
小室さん
「月のように静かに見守ってくださる存在でございます」
幸せそうな表情を見せられていたお2人。その結婚をめぐって、動きがありました。
関係者によると、年内に婚姻届を提出し、結婚される方向で調整が進められていることが分かりました。
1日、東京・銀座で受け止めを聞きました。
50代女性
「お互いの気持ちが離れないでいたので、それは結婚した方がいいんじゃないですか」
40代女性
「本人たちの意思を尊重して幸せになってもらいたい」
歓迎の声が上がる一方で、30代女性は「正直ちょっとショックでしたね。国民の理解を得ないまま結婚するのは、非常に残念に思います」と話しました。
■元婚約者側「解決金ない」
婚約内定会見の後、一部週刊誌などが、小室さんの母親と元婚約者の間の金銭トラブルを報道。結婚関連の行事は、全て延期されました。その後、小室さんは弁護士資格取得のため、アメリカへ留学しました。
秋篠宮さまは2018年11月、「やはり多くの人がそのことを納得し、喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは婚約にあたる『納采の儀』を行うことはできません」と述べ、結婚に厳しい認識を示されていました。
2020年11月には、お2人は結婚への強い思いを文書で公表。「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と伝えました。
そしてこの直後、秋篠宮さまは誕生日の会見で「結婚することを認めるということです」と容認の気持ちを明らかにされました。その一方で、金銭トラブルをめぐり、小室さん側に「見える形での対応」を求められました。
これに対し、2021年4月、小室さんは文書で金銭トラブルについて説明。「解決金を渡す形で解決する意向がある」としていました。しかし、元婚約者の代理人は「これまでに解決金は受け取っていない」と話しています。
■「儀式なし」なら…戦後の皇室初
9月、お2人が30歳を迎える前に動き出した結婚。極めて異例なこともあります。
一般の結納にあたる「納采の儀」などの結婚に伴う儀式や、結婚式が行われない見通しです。これらが行われなければ、戦後の皇室として初めてとなります。
これは何を意味するのでしょうか。
笛吹雅子・日本テレビ解説委員(宮内庁担当)
「婚約の儀式は、秋篠宮家と小室家で行うもの。それがないということは、両家をつなぐことをしないという意味にも取れます。また、アメリカに行かれる見通しですが、これまで結婚で皇室を離れた方は、元皇族という形で宮中の行事などに参加されています。そういうご出席もないのか、どうされていくのか、例がないだけに、今後のことは分からないと思っています」
また、女性皇族が皇室を離れる際に支給される一時金は、眞子さまの場合、1億4000万円ほどとみられていますが、眞子さまは辞退する意向を示されているといいます。
■アメリカで「新婚生活」見通し
ご結婚に向けた動きが大きく前進しましたが、ポイントは生活基盤の安定でした。
小室さんはアメリカ・フォーダム大学での約3年の留学生活を終え、2021年7月にはニューヨーク州の司法試験を受験。12月中旬までには合否が発表される見通しで、法律事務所などで働ける条件がそろいます。
新婚生活を送られる見通しなのはアメリカです。
ニューヨークに住む人
「日本だといろいろ、バッシングされたりとか…。アメリカの方がもしかしたら、2人にとってはいいかもしれないですね」
眞子さまはこれまでに2度、イギリスに留学。英語でのコミュニケーションも自然でした。
秋篠宮さまが2020年11月、「結婚という段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すことが大事」と発言されたことを受け、「お2人で日本国内で会見を行うと思う」と話す宮内庁関係者もいます。
会見が開かれた場合、何が語られるかも注目されます。
(9月1日『news zero』より)