有効求人倍率1.14倍 4か月ぶりの低下
今年8月の有効求人倍率は1.14倍で、前の月より0.01ポイント下回り、4か月ぶりの低下となりました。
厚生労働省によりますと、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す8月の有効求人倍率は1.14倍で、前の月より0.01ポイント低下しました。低下したのは今年4月以来、4か月ぶりです。
就職活動を控えていた高齢の求職者が新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、活動を再開したため、求職が有効求人を上回ったことが背景にあるということです。
求職者の中には、まだ就職活動を控えている人もいる一方で、新規求人は増加しているとはいえ、コロナ前の状況には戻っていないため、厚労省は、今後、注視する必要あるとしています。