トラブルの相談増加…美容医療めぐり初の検討会 厚労省
厚生労働省はトラブルの相談が増加している美容医療をめぐり、適切なあり方を話し合う検討会の初会合を開催しました。
レーザー脱毛や脂肪吸引などの美容医療は、現在、ほとんどが「自由診療」となっていて金額や診療内容の妥当性を審査する制度などはありません。
美容医療に関連する施術は2022年だけで370万件を超えていて、関心の高まりが見受けられる一方、トラブルの相談は増加しています。
こうしたことをうけ、27日、厚労省が初めて美容医療の適切なあり方を議論する検討会を開催しました。
検討会では美容医療に関するガイドラインなどルール作りの必要性などについて意見が出たほか、実際に美容医療の現場を知るある委員からは「今、示されている相談事例は氷山の一角で、実際のトラブルはもっと多いと思う」という指摘もあがりました。
今後、具体的に問題点や課題について議論をすすめ、年内をめどにとりまとめを行う予定です。