ニシキゴイ 初の“AI審査”品評会 海外人気も高まる中 東京・大田区
28日から都内では世界最大の錦鯉の品評会が行われています。海外での人気が高まる中、今回は初めて、AIを利用した審査も行われました。過去、人間が行った品評会のデータを大量に学んだ上で採点させたということですが、AIが高く評価した錦鯉とは?
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東京・大田区の展示場では28日から世界最大の錦鯉の品評会が行われています。28日の品評会には国内外の事業者から1889匹の応募があり、訪れた人々はその美しさに魅了されていました。
錦鯉の評価のポイントは体型・色彩・模様などで、総合優勝した鯉は最低でも1億円以上で取引されるということです。
今回はAIを使ったアプリによる品評会も初めて行われました。AIは過去5万匹分の錦鯉の姿と、それに対する品評会の評価データから評価基準の方向性を自ら導き出し採点しているということです。
AIを使用したアプリを開発した企業は、芸術性の評価という点に苦労したということですが、AIを導入することでメリットも期待できるとしています。
アプリを開発・範軍さん「AIの審査というのは同じ基準で全て同じプログラムで審査しますから、忖度(そんたく)じゃないですけども、好き嫌いではなくてフェアな部分があります。海外のどこでも誰でも参加できる、気軽に参加できる。もっと多くの方に楽しんでいただきたい」
錦鯉はヨーロッパやアジアなど海外を中心に人気が高まっていて、国は先月、重点輸出品目に指定しています。