板倉滉「最初は蚊帳の外」海外挑戦の苦悩と進化のきっかけを語る 吉田・板倉・槙野ドイツ食事会
ドイツでプレーする2選手の元へ、現役を引退した元日本代表の槙野智章さん(35)が訪れ、メンタルコントロールについて議論を交わしました。
3人に日本代表でのチームメート、長友佑都選手からトークテーマが寄せられました。
長友「みんな海外に行って、いろんなプレッシャーや苦しいこともたくさんあると思いますが、どうやってメンタルコントロールしながら生活をして、試合まで取り組んでいるのか、ぜひ話してみてください」
このテーマに板倉選手は「本当に最初に海外に来た時は、毎日(日本に)帰りたかったです。試合に出ていない、英語も喋れない日本人がぽつんといたら、もう蚊帳の外。(チームメートからも)『お前何やってんだよ』みたいな感じになる。それが悔しかった」と、自身の経験を告白。
それでも練習の取り組み方を変えたことで、チームとの関係にも変化があったと言います。
板倉「試合に出られずにこれで終わるのかって思って、練習のピッチに入ったら結構本気でいっていました。試合と同じぐらいというか」
槙野「削りに行くじゃないけど」
板倉「削りにも行っていましたし、それを半年間ちゃんとできたなって自分でも思います。変に抜くことなく、チームメートとも喧嘩になったりした時に、監督から認めてもらっているなって、ちょっとずつ感じられていた」
一方で海外生活14年目を迎える吉田選手は「サウサンプトンのときメンタルコーチをつけた」と自身の取り組みを語りました。
槙野「教えてもらったことで、今でも生きていることは?」
吉田「自分の影響を及ぼせることにフォーカスすること。例えば、渋滞にはまっていて、どうしようもないと。これは自分ではどうしようもないことだから、そこにエネルギーを使わない。ストレス、怒りや嫉妬とかに、例えば30%力を使ったら、自分が持っている残りの100%のうち、70%しか発揮できないので、怒りやストレス、嫉妬を省いて100%全部自分に注ぐ」
槙野「見ている人はめちゃくちゃ考え方変わると思う」
板倉「サッカーやっていない人でも」