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槙野智章が語る、サッカーに興味ない人を巻き込めるJリーガーは「鈴木優磨(鹿島)、すごく好き」

2022年12月27日 12:32
槙野智章が語る、サッカーに興味ない人を巻き込めるJリーガーは「鈴木優磨(鹿島)、すごく好き」
鹿島アントラーズ・鈴木優磨選手 写真:アフロスポーツ
26日に引退会見を行った、J1神戸で元日本代表DFの槙野智章選手(35)。

槙野選手と言えば、チームメートを巻き込んだゴールパフォーマンスや感情を表に出すプレースタイル、メディアでの積極的な露出、さらには自身のSNSにも力を入れ、サッカーに興味のない層にも知名度は絶大。

Jリーグファン層のコア化が進む一方で、マスへの興味喚起、新たなファン層の創出にも多大な貢献をもたらしました。

会見では記者からの質問で「槙野選手のようにサッカーに興味ない人を巻き込もうとする姿勢を今後誰に引き継いでほしいか、素質があるか」と聞かれると。

「Jリーグでも色んな若い選手とバトルしてきましたけど、何人かの選手とはピッチ上でトラブルになった選手もいました。僕はそういう選手が面白いし、好き。感情を表に出す、そういう若い選手がどんどん出てほしいと思っています」と回答。

そして、具体名を出したのが「鈴木優磨選手(鹿島アントラーズ)。僕はすごく好きな選手。感情を表に出して周りを巻き込む、スタジアムの空気を変えられる選手がJリーグでプレーしてるのは僕もすごく嬉しいし、応援したくなる。ケンカしろとは言わないけど、感情を表に出してバトルしあう姿を若い選手からどんどん出してほしいと思う」。

浦和時代に槙野選手がしのぎを削ってきた鹿島アントラーズの鈴木優磨選手。

2022年シーズン前に、ベルギーから古巣・鹿島に電撃復帰。勝利への執着心から試合中では感情を表に出し、チームメートやゴール裏のサポーターをも鼓舞する姿も印象的で、リーグ1位の9アシスト、7ゴールをマークしました。

献身的な運動量と、試合終盤でもFWでありながら自陣までプレスバックし、スライディングで相手の攻撃の芽を摘む姿は、まさにスタジアムの空気を変えられる貴重な存在であり、相手チームのサポーターからも注目される存在です。

鹿島の指揮官・岩政大樹監督が目指すのも「パッショナルな、情熱のあるサッカー」。

これまでサッカーに興味を持たなかったが、今年のワールドカップをきっかけにJリーグを見てくれる人もいるはずです。

新たなファン層を生み出すためにも、戦術など専門的な知識抜きに、ピッチでこの選手に注目して見ると面白い、そう思わせてくれる存在の必要性がある中、槙野選手が太鼓判を押した鈴木選手がチームを巻き込み、“Jリーグのアイコン”として見るものの感情を揺さぶるプレーと姿に期待がかかります。

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