都モニタリング会議 “再び増加へ”警戒感示す
東京都は、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、増加比が横ばいで推移しているものの今後、陽性者が増加に転じる事への警戒感を示しました。
国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師
「新規陽性者数の7日間平均でありますが、7週間連続して減少しております」
東京都の感染者数の7日間平均は21日時点で、前の週のおよそ78%で100%を下回りました。
会議では専門家が、今月に入ってから、増加比が横ばいで推移しているものの今後、新規陽性者数が下がりきらないまま再び増加に転じる可能性があるとして、引き続き警戒が必要だと述べ、警戒感を示しました。
一方、医療提供体制については入院患者数は減少しているものの、新型コロナによる医療機関への負担が長期化し、通常医療への影響が残っているとしました。
また、秋から冬にかけて新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行が懸念されることから、オミクロン株対応ワクチンの接種促進や、医療提供体制の確保が必要と指摘しています。