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処理水きょう午後1時頃から放出へ 東電「安全と品質の確保が最優先」

2023年8月24日 11:47
処理水きょう午後1時頃から放出へ 東電「安全と品質の確保が最優先」

東京電力は福島第一原発にたまり続ける処理水について24日午後1時頃から海への放出を開始すると発表しました。東京電力本社前から中継です。

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東電の会見は午前10時に始まりつい先ほどまで続いていました。

冒頭、東電は最初に放出する処理水が計画通りに海水で薄められていることが確認されたと説明した上で24日午後1時ごろから処理水の海への連続放出を開始すると発表しました。

東京電力の会見「海洋放出にあたっては安全と品質の確保が最優先、第一優先課題と考えています」

東電は「何か不安や異常があったらすぐに立ち止まる」と、安全を第一に放出を行う考えを改めて強調しています。

この会見には日本のメディアだけでなく海外のメディアも集まっていて分析結果の透明性などについて質問があがっていました。

処理水は特殊な水槽で大量の海水と混ぜてトリチウムの濃度を安全基準の40分の1未満まで薄めますが、午後1時頃この水槽に海水を送り込むポンプを起動することをもって海洋放出を開始することになります。

海洋放出が始まると一日あたりおよそ460トンの処理水を当面海水で700倍以上に薄めながら沖合1キロの海底にある放出口から放出することになります。

東電のHPではどのくらいの処理水が流れているのか、薄められたあとのトリチウム濃度など海洋放出のリアルタイムデータの公開が始まっていて、24日から1か月程度は海へ放出したものの測定も毎日行うということです。