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宮城県で記録的大雨 松島町全域に警戒レベル5「緊急安全確保」  土砂災害や河川の増水に引き続き警戒

2022年7月16日 6:18
宮城県で記録的大雨 松島町全域に警戒レベル5「緊急安全確保」  土砂災害や河川の増水に引き続き警戒

宮城県内では15日夜から発達した雨雲の影響で、記録的な大雨となり、松島町では大雨警戒レベルで最も高い、レベル5の「緊急安全確保」が発表されています。雨の峠は越えつつありますが、土砂災害や河川の増水に引き続き警戒が必要です。

宮城県内では15日夜から発達した雨雲がかかり、県北を中心に大雨になりました。

レーダーによる解析では、東松島市と松島町、大郷町の周辺で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表。

このうち、松島町では大雨警戒レベルで最も高い、レベル5の「緊急安全確保」が町内全域に発表されています。2階に避難するなど、身の安全を確保してください。

また、古川では午前2時すぎまでの1時間に74ミリの雨を観測し、1976年の観測開始以来、最多の雨量を更新。

このほか、24時間に降った雨量は最も多い古川で203.5ミリ。大衡で202.5ミリなど、宮城県内の半分以上の観測点で100ミリを超える大雨になっています。

この影響で、南三陸町の全域、また、石巻市、栗原市、大崎市、加美町、大衡村などの一部に避難指示が出されているほか、多くの地域に土砂災害警戒情報が発表されています。

まとまった雨雲は抜けていく見込みですが、これまでに降った大雨で地盤が緩み川は増水しているため、気象台は土砂災害や洪水に厳重に警戒をするよう呼びかけています。