マンホール内で何が…?作業員3人死亡事故 当時の状況を再現し捜査 原因の特定を進める 秋田県警
今月7日、男鹿市で、県が管理する下水道管の復旧工事をしていた作業員3人が死亡した事故を巡り、警察は、24日、当時のマンホール内の状況を再現して捜査を行いました。
3人が相次いで倒れた原因の特定を進めています。
佐々木勇憲 記者
「午後1時過ぎです。警察などが準備を始めました。これから2回目の実況見分が行われます」
男鹿市脇本樽沢の県道で、県が管理する下水道管の復旧工事を行っていた男性作業員3人が、マンホールの中で相次いで倒れ、その後、死亡した事故から2週間あまりが経ちました。
警察は、24日、2回目の実況見分を行い、マンホール内の酸素濃度の変化や有毒ガスの発生状況を調べました。
今月10日に行われた1回目の実況見分では、マンホール内と下水道管をつなぐバルブで水漏れが見つかったほか、事故前の検査で確認されなかった有毒ガス・硫化水素が検出されました。
この時の下水道管は、水が流れている状態でした。
事故の直前に行われた下水道管に水を流す試験の状況を再現するため、警察は今回、事前に中の水を抜いてから通水しました。
佐々木 記者
「捜査員がマンホールの中へと入って行きます。中の詳しい様子を確認しているものとみられます」
警察は、通水直後のマンホール内の酸素濃度の変化や、有毒ガスの発生状況を調べ、3人が倒れた原因の特定を進めています。