旧・将棋会館で最後の対局 約半世紀にわたり名勝負
およそ半世紀にわたり、名勝負が繰り広げられた東京の旧・将棋会館で、最後の対局が行われました。
日本将棋連盟は、建物の老朽化のため、将棋会館の移転を進めていて、今年の東京での対局は旧・将棋会館で行っていましたが、23日、ここでの最後の対局が行われました。
1976年に建てられた旧・将棋会館では半世紀にわたり、棋士らが自らの将棋を極めようと戦いを繰り広げてきました。
そして、史上最年少の棋士が誕生したのも、この場所。のちに史上初の八冠を達成する、この少年の一挙手一投足が注目され、出前で運ばれる勝負飯を撮影しようと、多くの報道関係者が集まりました。
郷田真隆九段
「修行時代から、ずっとここでやってましたんでね」
森内俊之九段
「寂しい気持ちもありますけど、最後に対局できたことはありがたい」
旧・将棋会館は、来月から解体工事が始まります。
最終更新日:2024年12月24日 1:52