前江東区長・木村弥生被告に懲役1年6か月求刑 区長選挙で公選法違反の罪
東京都の江東区長選挙をめぐり、公職選挙法違反の罪で起訴された前区長の木村弥生被告の裁判で、検察側は24日、木村被告に対して懲役1年6か月を求刑しました。
前江東区長の木村弥生被告は、去年4月の江東区長選挙で、自身への投票を呼びかける有料広告を動画投稿サイトに出したほか、区長選後、元区議に現金100万円を渡し、買収した罪に問われています。
24日の裁判で検察側は、「広告動画の掲載で知名度を高め、多数の投票を得ようと自ら積極的に行った」「法を無視した身勝手な動機で、公正な選挙という民主主義の根幹を揺るがした」などと指摘し、木村被告に懲役1年6か月を求刑しました。
この事件をめぐっては、木村被告とともに柿沢未途元衆議院議員が逮捕・起訴され、柿沢元議員は先月、懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が確定しています。