“水が凍る瞬間”を観察! “二酸化炭素1キロの大きさ”とは? 無料で学び楽しめる! SDGsな科学館を後藤楽々キャスターが取材!
夏休みの自由研究にオススメのテーマ“SDGs”。今回はそのSDGsを無料で学び楽しめる科学館を、後藤楽々キャスターが取材しました。
後藤キャスターがまず訪れたのは、無料で水にまつわる驚きの体験ができると人気の東京都水の科学館。2023年6月の来館者数は、去年のおよそ1.5倍の1万6312人に増えていました。来場している人たちに訪れた理由を聞いてみると…
お客さん①
「お金を気にせず遊べるのが一番いい」
お客さん②
「雨の日も遊べて無料」
お金も天気も気にしなくて大丈夫。4つのブースに分かれていて、水について様々なことが学べます。中でも注目は2階にある実験室。
係員
「15分に一度実験ショーを行っていて、その一部、真空実験を見ることができます」
ある装置を使って、水が入ったビーカーを真空状態にする実験。どんなことが起こるのかというと…
後藤楽々キャスター
「お! おぅい!!」
水が勢いよく噴き出し、さらに…
後藤楽々キャスター
「あ!あ!あ! すごい! 凍った!」
水がなんと、氷に変化しました。実は、真空状態になると水にかかる気圧が下がります。すると、水が沸騰する温度も下がる“低温沸騰”という状態が起こり、通常は100℃で沸騰するところ、低い温度でも水が沸騰するのです。さらに、水が気体になるときに周囲から熱を奪うことで、水の温度も下がり続けるため、凍ってしまうのだそうです。
他には、節水について学べるコーナーもありました。
後藤楽々キャスター
「シャワーが出しっぱなしだと1日10分使っただけで、120リットル!? 出しっぱなし!」
一方、シャンプーのときなど、こまめに水を止めれば、使用量は84リットルに。約36リットルも節水できるそうです。
無料で様々な学びが得られるお得感。それが、来館者の増えている理由だといいます。
◇
続いては、2023年3月に1階の展示をリニューアルした、家電メーカーの運営する施設。社会科見学で訪れる学校が増えているそうです。
こちらの目玉は、目に見えない二酸化炭素=CO2の“見える化”。CO2量1キロを風船で表すなど、分かりやすく見せ、CO2を減らす取り組みについて学べます。例えば、エアコンを1か月使用したときのCO2排出量は、先ほどの風船のおよそ24個分にあたります。
そして子どもたちに人気なのは、使っていない電気を消す、その名も“節電ゲーム”です。ゲーム感覚でCO2を減らす取り組みを体験できるのも、魅力の一つなんだそうです。
男児
「わかりやすい! おお~」
女児
「楽しみながらCO2のことをよく知れたので、これからCO2を出さないようにしたいと思いました」
SDGsを学び、生活に役立つ知識も得られる無料の科学館。夏休みの自由研究に、利用してみてはいかがですか?