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性別変更の女性の凍結精子で出生、長女のみ“法的親子関係”認める判決 「子どものこと考え…二女もちろん認められるべき」上告の方針

2022年8月19日 17:19
性別変更の女性の凍結精子で出生、長女のみ“法的親子関係”認める判決 「子どものこと考え…二女もちろん認められるべき」上告の方針

男性から性別変更した女性が女性のパートナーとの間にもうけた子ども2人について、法的な親子関係が認められるかが争われた裁判で、東京高裁は、子ども1人について法的な親子関係を認める判決を言い渡しました。

この裁判は、男性から性別変更した会社員の女性が、凍結していた自身の精子で女性のパートナーとの間にもうけた女の子2人について、法的な親子関係が認められるかどうかが争われていたものです。

一審の東京家裁は2人の子どもとの法的な親子関係を認めませんでしたが、東京高裁は19日、性別変更前に生まれていた長女についてのみ、法的な親子関係を認める判決を言い渡しました。

女性に性別変更した会社員(40代)「子どものことを考えて(長女との法的親子関係は)認められたと思う。そういう観点から、二女はもちろん認められるべき」

子ども2人に差があるのは不公平だとして、二女についても親子関係を認めるよう上告する方針だということです。