北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える集会が岸田首相も出席して都内で開かれ、横田めぐみさんの母親が日朝首脳会談を早期に実現させてほしいと改めて政府に呼びかけました。

集会には拉致被害者の家族のほか、岸田首相、拉致問題担当相を兼務する松野官房長官らが出席しました。

横田めぐみさんの母親・横田早紀江さん（87）「金正恩（総書記）という、あの方との対面。目を見て話して。（岸田首相と金総書記の）一対一の話し合いができればいいな。その日が早くどうしたら来るんだろうっていつも願っております」

これに対し、岸田首相は「日本が主体的に動きトップ同士の関係を構築していくことがきわめて重要」とした上で、次のように語りました。

岸田首相「（日朝）首脳会談を早期に実現すべく私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」

また、今月開催されたG7広島サミットで、拉致問題の即時解決への協力を各国に要請し、各首脳から全面的な支持を受けたことを報告しました。