京都アニ裁判 被告の男、36人亡くなり「小説一つで、そこまでしなきゃならなかったか」
京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で被告の男が、36人が亡くなったことについて「小説一つで、そこまでしなきゃならなかったかという思いがある」と話しました。
青葉真司被告は今月5日から始まった裁判で「京アニに作品を盗作され、恨みを募らせていた」などと犯行の動機を話しています。
19日の被告人質問で、青葉被告は京アニ制作の「涼宮ハルヒの憂鬱」を見て、「こんなにすごい作品があるのか」と思い、小説を書き始め、自身の小説が京アニ作品の影響を受けたと説明しました。
その後、応募した作品が落選し「今度は殺人もありだな」などとインターネットに書き込んだ青葉被告は、当時の心境について「悪いことには、悪いことで返さないといけない」と話す一方、36人が亡くなったことについて「小説一つで、そこまでしなきゃならなかったかという思いがある」とも口にしました。
裁判は20日も被告人質問が行われます。