なごや東山の森が「自然共生サイト」に認定 生物多様性の価値が評価
名古屋市の平和公園と東山公園を中心に広がる「なごや東山の森」が、「自然共生サイト」として認定されることになりました。
「自然共生サイト」とは、民間の取り組みなどにより、生物多様性が保たれている区域を国が認定する、今年度から開始した新しい制度です。
市の発表によると、認定されたのは「なごや東山の森」の面積約400ヘクタールのうち、墓地などを除いた285.7ヘクタール。敷地の大半が樹木で覆われているため、水辺や湿地が点在し、ホトケドジョウやニホンアカガエルをはじめとする希少な動植物の生息の場になっているということです。
また、市民・企業・行政が協働で木材の間伐などを行い、長年にわたり里地里山の維持管理が続けられ、環境教育の場としても活用されてきました。
このような生物の多様性や保全活動が評価され、「自然共生サイト」の認定に至ったということです。3月18日には認定証の交付式が行われます。