8日の記録的な大雨は各地に大きな被害をもたらしました。茨城県日立市では、市役所の中に水が入りこんだほか、大規模な土砂崩れも発生しています。

日立市によりますと、8日の大雨で、市役所の近くを流れる川があふれ、建物内に水が入りこんだということです。

職員らは泥を外にかき出すなどの後片付けに追われたほか、地下の電源設備が水没したため、停電も発生しています。

茨城・日立市　小川春樹市長「災害に強いということで新設をした市役所本庁舎がですね、電源機器が水没して停電となったことは想定外の出来事でございました」

一方、消防によりますと、市内では大規模な土砂崩れが複数箇所で発生していて、トラックなどの車両が転落している場所もあるということです。

また、茨城県内では、1人の死亡が確認されています。県などによりますと8日夜、北茨城市の田んぼの中で車が放置されているのが見つかり、持ち主の20代の男性が行方不明になっていましたが、その後、近くの川で発見され死亡が確認されたということです。