千葉県に住む人が、全身ピンク色のバッタを発見しました。「なぜピンク色なのか？　その謎を解明したい」ということで、専門家に話を聞きました。

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「珍しい生き物を捕まえた」と連絡を受け、千葉県に住む福住さん一家を訪ねました。さっそく見せてもらうと、虫かごにいたのは、なんと全身がピンク色のバッタです。

福住さん
「1週間くらい前にマンション階段、踊り場の方で、ピタっと止まってるのを見つけて、最初バッタだってわからなくて『何だろう？』って感じで」

──見つけた時、どうだった？

兄･ゆうくん（3）
「びっくりした」

「なぜピンク色なのか？その謎を解明したい」と連絡をくれたのです。そこで、千葉県立農業大学校の清水敏夫准教授に話を聞きました。

千葉県立農業大学校　清水敏夫准教授
「これは『クビキリギス』というバッタの種類になります。（クビキリギスは）元々、緑・茶色・ピンクの色素を持っているんですが、緑の色素が欠乏してピンク色が残って出現するという、突然変異型のものが知られています」

突然変異が起きる割合は2～3％ほどと、かなり低い上、目立つ色のため外敵から狙われやすく、見つけたのはかなり幸運な出来事だということです。

結果を伝えると福住さんは「家族みんなで、大切に育てていきたい」と話していました。