教諭“過労死ライン超”公立中学36.6%「24時間働けますかみたいな…」
文科省が昨年度、全国の公立小中学校を対象に行った勤務実態調査によると、いわゆる“過労死ライン”と呼ばれる月80時間を超える時間外勤務を行っていると想定される教諭の割合は、小学校で14.2%、中学校で36.6%にのぼることが明らかになりました。
2年前まで小学校で教員として働いていた男性は…。
元小学校教師・元木廉さん「24時間働けますかみたいな感覚があったと思うんです。夜の保護者対応もそうですし、保健室で仮眠してもう一度仕事とか」
長時間、働いているにもかかわらず、会議や事務作業などに追われ、子どもたちと向き合う時間が取れなかったこともあったといいます。
元小学校教師・元木廉さん「子どもたちとの関わりの時間をしっかり確保していかないと、何のために教育をしているんだろう。一生懸命やっているからこそ、どうにかしてほしい」
文部科学省は調査結果を踏まえ、今後、有識者会議で待遇改善や働き方改革の推進について検討する方針です。