救急出動率90%超えで初の「救急車ひっ迫アラート」発令 東京消防庁
関東地方にことし初の熱中症警戒アラートが発出された10日、東京消防庁では救急車の出動率がすでに90%を超えていて、今月運用が始まった「救急車ひっ迫アラート」が初めて発令されました。
10日、東京都など関東地方では、ことし初めて熱中症警戒アラートが発出され、東京都心でも最高気温が35℃と予想されるなど、熱中症に警戒が必要です。
東京消防庁では、午前8時半時点ですでに救急車の出動率が90%を超えていて、通常、280台ほどで運用している救急車に30台を増やし対応にあたっています。
また東京消防庁は、今月から導入した「救急車ひっ迫アラート」を初めて発令しました。これは救急車の出動率が80%を超えたときなどに緊急性の高い通報に迅速に対応できるように利用者に呼びかけるものです。
東京消防庁は、救急車の適切な利用を呼びかけるとともに、気温が高く熱中症など体調を崩す人が多く出ると予想されることから、こまめな水分補給といった早めの熱中症対策をとるよう呼びかけています。