大阪・関西万博 会場の建設費、最大2350億円まで増える見通し
2025年の大阪・関西万博をめぐり、会場の建設費が最大で2350億円まで増えるとの見通しが示されました。
万博を運営する日本国際博覧会協会は20日、建設資材の価格や人件費の高騰を背景に、会場の建設費が最大2350億円に増額するとの見通しを、政府と大阪府知事らに伝えました。
会場の建設費用をめぐっては、3年前に、当初の想定の1.5倍となる1850億円に増やしていましたが、今回さらに増額した形となります。
建設費は国と自治体、経済界で3分の1ずつ負担することになっています。大阪府の吉村知事は「(前回)これ以上の会場建設費の増額はないということで確認をした。もし増額がある場合は国において負担すべきとの意見書を出しているのが大阪の状況」などと話し、改めて大阪府として回答するとしています。