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機能性表示食品、約7000件の緊急点検速報値を発表 消費者庁

2024年4月12日 22:33
機能性表示食品、約7000件の緊急点検速報値を発表 消費者庁

消費者庁は、機能性表示食品およそ7000件の緊急点検の速報値を発表しました。

機能性表示食品として販売されていた小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントで健康被害の報告が相次いでいる問題をうけ、消費者庁は、機能性表示食品の届け出をしている事業者、およそ1700に質問状を配布し、機能性表示食品およそ7000件の緊急点検を行っています。

回答締め切りは12日までですが、11日時点で集まった1395事業者、5551製品の回答の速報値が発表され、医師などから寄せられた健康被害の報告は18件の製品で合わせて117件あったことが明らかになりました。

下痢や湿疹などの症状のほか、なかには入院の報告も含まれていましたが死亡事例はないということです。

どの事業者も因果関係がないと判断し、消費者庁への報告は行っていなかったということです。

消費者庁は「特定の商品に特定の症状がみられるものはなかった。直ちに何らかの措置が必要なものではない」とした上で、今後、健康被害の可能性などを判断するため、企業へのヒアリングや専門家による分析などを行っていくとしています。