被災地支援は"自立型"で 珠洲市派遣の県職員 「ねぎらいの言葉が支えに」 能登半島地震
地震で建物のおよそ半数が全壊した石川県珠洲市で初期段階での情報収集など支援にあたった県の職員が福井に戻り、発災直後には食料や装備を整え自立した形での支援が必要だと強調しました。(1月19日)
発災直後から避難所の運営をはじめ、建物の被災状況の調査などにあたったメンバーが19日、杉本知事に活動を報告しました。このうち第一陣として珠洲市役所に入りスタッフの拠点整備などを務めた防災安全部の職員は、被災地に迷惑をかけない形で支援に向かうことが必要だと述べました。一方、被災地では市民からの感謝の言葉が活動の支えになったと振り返りました。
■県防災安全部・岡澤尚美副部長
「ねぎらいの言葉であったり、現地の人からの感謝の言葉が派遣された職員一同にとって支えになっている」
現在も活動する職員によると、珠洲市内では依然として断水が続いていて、避難所生活も長期化しています。県は今後も珠洲市への職員派遣を続ける考えです。