初回の備蓄米の入札について、江藤農林水産大臣は14日、落札結果を公表し、今後の値下げへの期待感を示しました。

農林水産省によりますと、放出した15万トンのうち、およそ94％が落札され、平均落札価格は玄米60キロあたり2万1217円(税抜き)でした。

■江藤拓 農林水産大臣
「かなり低い精米価格になると皆さまにもご理解いただける。これだけの量がマーケットに出れば当然、需給は一定程度改善されて、消費者の方々にもご理解いただけるような結果が生まれることを期待している」

なお、JA福井県は今回、入札した量を明らかにしていませんが、県産米の9割にあたる2200トンを落札したとみられています。

落札された備蓄米は、早ければ来週にも集荷業者に引き渡され、3月下旬から4月にかけてスーパーの店頭や飲食店に出回る見通しです。