福岡県筑紫野市の57歳の女性が、SNSで通販サイトへの出店を持ちかけられたことをきっかけに、合わせて1140万円をだまし取られました。

警察によりますと、2025年1月下旬、筑紫野市に住む57歳の団体職員の女性が、SNSを通じて知り合った男性を名乗る人物から「私と同じようにネット販売してみないか」などと、衣料品の通販サイトへの出店を持ちかけられました。

その後、女性が紹介された通販サイトに登録すると、出店するには運営資金を支払う必要があるなどと説明を受け、女性は、指定された複数の口座に、9回にわたり合わせて1140万円を振り込んだということです。

女性が家族に金を貸してほしいと相談したことから、家族が詐欺を疑い、警察に相談したことで被害が発覚しました。

警察は「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性がある。面識のない人にお金を振り込んではいけない」と注意を呼びかけています。