「暴力を振るったと学校側が名誉棄損」野球部監督を解任された男性が損害賠償求め提訴
鎮西高校野球部の監督を解任された男性が、学校側から名誉を毀損されたとして24日、学校法人の幹部と法人に損害賠償を求める裁判を起こしました。
提訴したのは、鎮西高校野球部の前監督・江上寛恭さんです。江上さんによりますと、2022年、「江上さんが生徒に暴力をふるった」などと熊本県に匿名の情報が寄せられたことで学校が調査。江上さんは、暴力の事実はないのに監督を解任されるなどパワハラを受けて精神疾患を発症したと、去年10月に告発しました。
訴状では、幹部が野球部の保護者に送った文書に「監督が生徒に暴力を振るっていると県から指摘された」と記載したほか、報道機関の取材に対し「江上さんが生徒に暴力をふるった」と口言し、報道されたことで名誉を毀損されたと主張。幹部4人と法人にあわせて2000万円の損害賠償を求めています。
提訴したのは、鎮西高校野球部の前監督・江上寛恭さんです。江上さんによりますと、2022年、「江上さんが生徒に暴力をふるった」などと熊本県に匿名の情報が寄せられたことで学校が調査。江上さんは、暴力の事実はないのに監督を解任されるなどパワハラを受けて精神疾患を発症したと、去年10月に告発しました。
訴状では、幹部が野球部の保護者に送った文書に「監督が生徒に暴力を振るっていると県から指摘された」と記載したほか、報道機関の取材に対し「江上さんが生徒に暴力をふるった」と口言し、報道されたことで名誉を毀損されたと主張。幹部4人と法人にあわせて2000万円の損害賠償を求めています。
■江上寛恭さん
「事実とは違う汚名を着せられ、野球業界ではどこに行くにも生きていくことができません。一日も早い名誉回復したいところであります」
江上さんによりますと、告発の報道を見た元生徒から、「学校の調査に対し江上さんから暴力を受けたと答えたのはウソだった」と謝罪する手紙が届き、提訴を決めたということです。
提訴を受けて鎮西学園は、「訴状が届いておらず、回答は差し控えさせていただきます」とコメントしています。
最終更新日:2025年3月24日 10:54