小学生に大学レベルの講義を「子ども大学くまもと」3月16日開校へ
命に向き合う教育の場を。子ども大学が開校します。
5日、合志市の荒木義行市長を訪問したのはかつて「こうのとりのゆりかご」に預け入れられた宮津航一さんとゆりかご開設に携わった慈恵病院の元看護部長・田尻由貴子さんです。ゆりかごで出会った2人は親子で命に向き合う教育の場を提供したいと「子ども大学くまもと」を立ち上げました。
「子ども大学」は、小学生が各界の専門家から大学レベルの授業を受ける教育プロジェクトとして2002年にドイツで生まれ、日本でも広がりを見せています。
■宮津航一さん
「学校の教育のフィールドとは別の部分で置かれている環境に左右されることなく、子どもたちに一体的に講義を提供したい」
「子ども大学くまもと」は3月16日に熊本市の東海大学熊本キャンパスで開校し、午後1時から特別講演が行われます。
当日は俳優の紺野美沙子さんによる原爆に関する絵本の朗読と映像で平和について考えるほか、「子ども大学くにたち」の稲葉茂勝理事長の講演などが行われます。
対象は小学4年から6年の児童と保護者で、入場は無料です。