電気自動車100台分充電可能 園児が集めた廃油450リットル被災地で活躍する充電機の燃料に
能登半島地震の被災地に役立ててもらおうと、熊本市の幼稚園が集めた家庭の使用済み油が25日、バイオディーゼル燃料に加工する会社に提供されました。
■平井友莉アナウンサー
「熊本市南区の幼稚園です。集められたのは使用済みの油。これから被災地のために活用されます」
熊本市南区の恵水幼稚園の子どもたちや地域の人たちで集めたこの油。何に使われるかというと…。移動式の充電機の燃料になるのです。
■平井友莉アナウンサー
「熊本市南区の幼稚園です。集められたのは使用済みの油。これから被災地のために活用されます」
熊本市南区の恵水幼稚園の子どもたちや地域の人たちで集めたこの油。何に使われるかというと…。移動式の充電機の燃料になるのです。
この充電機は熊本市の会社「未来樹」が開発したもので、家庭の使用済み油でつくったバイオディーゼル燃料によって発電や充電ができます。1月4日、能登半島地震の被災地、石川県珠洲市に出発しました。無償で貸し出されていて、珠洲市役所では、電気自動車の充電などに活用されています。
25日は、年長の園児たちが、未来樹や燃料の加工などを手がける会社などに集めた油を渡しました。
Qなぜ持ってきた?
■園児
「石川県のために」
「地震とか寒いけんね、助けたい」
■石川県に親戚がいる園児
「いとこ大丈夫かなと思った。みんな元気いっぱいで会いたい」
園児たちが集めた油は、約2週間で450リットル。450リットルの油を燃料に加工すると、充電機は48時間ほど稼働でき、電気自動車約100台分の充電ができるということです。
■園児
「いしかわけんに届けてね~」