氷見市全域で水道復旧 発災から20日ぶり 家庭内漏水への対応残る
氷見市は21日、市内全域で水道が復旧したと発表しました。
ただ住宅内での水漏れなどのため飲み水が必要な人向けにペットボトルの水を配るなど、対応はいまだ残っています。
氷見市では明和地区の一部や女良地区のあわせて470戸が、生活用水としてのみ利用できる通水地域となっていましたが、21日午前10時、市は市内全域で水道が復旧したと発表しました。
これで市内の断水は全て解消し、氷見市は正午で全ての給水所をいったん閉じました。
閉鎖直前の給水所に来た人は。
給水に来た女性
「お昼で終わるんです。慌ててきました。悲しいです。家庭内漏水で(水道が)出ないんです、まだ。ここは近いですが市役所まで遠いんです。こんなことあるのかね。本当に悲しい」
しかし、住宅内での水漏れで飲み水として使えないケースに対応するため、市は21日午後、比美乃江小学校に改めて給水所を設置しました。
給水所の開設時間は22日以降、午前8時から午後7時までとなっています。
また氷見市は飲料水が必要な市民向けに市役所でペットボトルの水を配布するとともに、引き続き市民に節水への協力を呼びかけています。