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応急住宅入居へ希望者を受け付け 氷見市 道路の融雪装置損壊は深刻

2024年1月11日 20:01
応急住宅入居へ希望者を受け付け 氷見市 道路の融雪装置損壊は深刻
能登半島地震の発生から11日で11日目です。

大きな被害を受けた氷見市で、被災者への支援が進められています。

市は、住宅が全壊するなどした市民を対象に応急住宅への入居の受け付けを始めています。

受け付けは11日、市役所で始まりました。

応急住宅は、市が管理する住宅51戸と民間の賃貸住宅40戸のあわせて91戸で、市が家賃や共益費など入居にかかる諸費用を負担します。

提供は、民間が2年以内、市が6か月以内です。

窓口を訪れた人
「2階の壁がだいぶん崩れてしまっている格好、全壊という感じで住まいを探している」

市によりますと、受け付け初日の10日は57件の相談があったということです。

受け付けは14日までで、民間の住宅は契約次第ですでに入居でき、市が管理する住宅については1月15日の抽選会で入居者を決めます。

氷見市でこれまでに確認された地震による建物の被害は、全壊が16件、半壊が22件に及んでいます。

また氷見市内では、地震により道路の雪を溶かす融雪装置の破損が相次いで確認されています。

梅本晃弘記者
「氷見市の街なかの道路で、雪を溶かす融雪装置がひび割れて、埋められている配管が壊れています」

このうち氷見市北大町では、道路のひび割れた部分から鋼鉄製の配管が断裂しているのが見えます。

氷見市道路課によりますと、融雪装置が施されている市内の道路は総延長29キロメートルに及びますが、このうちおよそ3割が今回の地震によって壊れて、機能しない状態だということです。

また水道と道路の復旧を優先しているため、道路の雪をとかす装置の復旧のめどは立っておらず、装置が壊れた道路の除雪については、除雪車の運用を検討しているとしています。

市道路課は「今後の雪を踏まえ、不要不急の外出を避けて通行に十分注意してほしい」と呼びかけています。
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