子どもへの性暴力を無くそうと「性被害を受けた」と告発した、元ジャニーズジュニアのメンバーを講師として招いたシンポジウムが富山市で開かれました。

富山市の富山国際会議場で開かれたシンポジウムは、子どもへの暴力防止のため活動する富山CAPが主催したもので、13日はオンラインも含め100人あまりが参加しました。

会では精神保健福祉士の斉藤章佳さんが講演し、犯罪者が性加害に及ぶ前、性的な目的を隠して子どもに接近し「信頼関係」を築き手なずける行為＝「性的グルーミング」の危険性について話しました。

また、会の終盤には「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の発起人である中村一也さんが講師として登場しました。

中村さんは自身が受けた性被害の体験を交え、子どもへの性暴力の撲滅を訴えていました。

参加者は講師の話に真剣に聞き入っていました。