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能登半島地震からの復興願い 金沢の書家が勝興寺で揮ごう

2024年4月3日 19:13
能登半島地震からの復興願い 金沢の書家が勝興寺で揮ごう

能登半島地震からの復興を願って、石川県金沢市の書家が3日、高岡市の国宝・勝興寺で書を揮ごうしました。

奉納揮ごうをしたのは、金沢市の書家、阿部豊寿さんです。

被災地である高岡市伏木の勝興寺で、地震からの復興の願いを込めて「興」の字を力強くしたためました。

能登半島地震で阿部さんは、珠洲市に住む書道教室の生徒を津波で失ったということです。また会場の勝興寺も、本堂の内陣の柱にひびが入りました。

阿部豊寿さん「皆さんの平和の思いとか復興への思いとか、被災地への思いとか、そういうものが一つになって、無心に私なりに書いたという文字です」

また、3日は聖徳太子の十七条憲法制定の日ということで、その一節である「和をもって貴しとなす」という言葉もしたためました。

復興を願う書は、大型連休が終わる頃まで勝興寺で展示されます。

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