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「うねったのが来た」津波から逃げた男性語る「これが津波か」

2024年1月12日 19:50
「うねったのが来た」津波から逃げた男性語る「これが津波か」
今回の能登半島地震では、富山県内に津波警報が出され、実際に津波が到達しました。沿岸から逃げた射水市の漁師の男性に、当時の状況と思いをききました。梅本記者がお伝えします。

射水市新湊地域に住む漁師の東海勝久さんです。1日の午後、地震が発生した時には海から100メートルほど離れた海産物加工場にいました。そばを流れる内川では…

東海勝久さん
「すーっと、80センチから1メートルくらい潮が引き始めたんです。」

その数分後には…

「まあ、うわうわ~っと、うねったのが来たんです、あ、これが津波かなと。向こうのほうで船が、ロープが切れちゃって、もう横になってるんですよ」

東海さんは姉と近所の子どもを車に乗せ、少しでも高い所を目指そうと、1キロほど離れた川の駅新湊の2階に避難しました。そこで目にしたのは。

「第2波は、この川の水位を超えてきたので、道にまで水がついています。真っ黒な水が上がっています」

東海さんによると、波は繰り返し十数回押し寄せたといいます。

「今までは、どちらかというと、どこかよそで起きてて、自分にできることのお手伝いをしますよという部分でしたけど、当事者になってみて考えてるけど、考えながら、逃げれてませんでした。だから、落ち着いている間に、ちゃんと考えておくべきなんだなと」
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